ニートアイランド現象
ほとばしるいじめてオーラをエコロジー路線で活字にするための徒然。短めのを載せてみたりします。長いのは暖め中。

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チャイナさん
 噴水の飛沫の粒が陽光を映して光を瞬かせます。それは気持ちのよい公園でした。
 白く清掃された石張りの歩道や景色をアートするための樹、原色の朱が目立つ花壇とかね。水緑花爽やか系のスポットです。
 その噴水脇の小麦色のベンチにチャイナ服の人が座っていました。紅の映えた生地に金色の刺繍が施されていて、竜の形を模してます。みかんほどの多きさのだんごを後頭部の左右に二つ乗せて、腰ほどまでの黒髪をテイルに垂らしています。白く澄んだ陶器のような肌を晒して足を組んで、腰元のスリットがきわどく見え隠れするさまは、世の男性を誘惑するためとしか思えない姿様です。片手で本を読んでいて、ふとした瞬間に髪をかきあげるさまも美しく風景と彩りあいます。美しい娘っ子でした。
 私の友人のカムイはその娘さんの清らかな流水ごとく仕草に
「パンツみたいなぁ・・」
と呟きました。確かに「パンツみたいなぁ・・」と思わせる艶をチャイナさんは振り撒いてはいました。事実チャイナさんは挑発的なまでにぎりぎりのふとももを見せ付けてくれています。白く、綺麗な肌です。パンツ見たいと思うのも頷けます。しかしっ。そのうえでそれを率直に口に出せるカムイの根性に私は嘆息しました。
「そんなにパンツがみたいなら、直接交渉しに行けばいいじゃないか」
私はカムイの目をじっくり見つめていいました。彼は見た目イケメンジャーニーズなので事実成功するかもしれないなという期待と「コイツは何をいっても無駄だ」という一種の諦めから、彼をチャイナさんのもとへ促すことにしました。「よし。いってくる」カムイはいいました。
つかつかとベンチで読書を決め込むチャイナさんのもとへ歩を進めています。チャイナさんに失礼のない程度の距離でカムイは立ち止まりました。「ちょっと、いいかな?お嬢さん」爽やかを装って誘います。ベタなのもいいところ。まったくひどいナンパの仕方です。バカなんじゃないかと思います。カムイは一呼吸おいて、真面目な相貌をチャイナさんに向けました。
「そのスリットの中に潜むパンツをぼくに見せてくれませんか?」
「いいですよ」
 チャイナさんは答えました。全く始めからわかりいっていたというに奴は・・え?。
 カムイは嬉しそうに紳士的な笑みを浮かべて「いいのですか?ありがとうございます。では」とチャイナさんに一歩よりました。変態みたいな五指をくにくに動かして迫ります。しかし、チャイナさんは本を閉じて立ち上がりスリットに掌を這わせるも「条件があるわ」そう付け加えました。
「私のキックを一発でも止めれたらってことで、どう?」
「やあってやるぜぇぇぇぇぇぇぇ」
 カモーンとキックをうけるマゾヒズムを纏ってカムイは言いました。
そうしてカムイはチャイナさんのキックを受けて死にました。海の藻屑となり宇宙の星となり大地の糧となりました。彼は今も私の記憶のなかに息づいています。血の池が公園の新たなスポットとして観光客を引き寄せることでしょう・・・。
 物語はここで終わってしまえばよかったのかもしれませんがもう少し続きます。
「あなたはやらないの?」
 チャイナさんは声を向けます。
「ぼく?」
と、ぼく。「そうよ」チャイナさんはやけに張り切って私にキックをぶち込みたいよう。にぃと微笑みかけてます。
「いいですよ」
 正直、自身はありました。私は身長2メートル20センチ体重92キロの握力62キロズックの長さ31センチ親指五センチの巨漢でした。よって、チャイナさん程度の凡庸な身長のキックなど悠々受け止め切れると思いました。そしてパンツを見てやろうと考えました。
「お願いします」
 刹那後。
 私は霧散し消えゆく意識の中でチャイナさんの、トランクス・・・に隠れたスポットを何度も何度も脳裏に焼き付けていました。
果たしてチャイナさんが何者なのか男なのか女なのか、真相はなぞのままです。
 走馬灯の流れる死地のただ中で私は・・
「・・パンツがみたい」
 言葉を振り絞って、そう呟きました。全国のチャイナさんにこの声が届くように声を絞って。
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