ニートアイランド現象
ほとばしるいじめてオーラをエコロジー路線で活字にするための徒然。短めのを載せてみたりします。長いのは暖め中。

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おにぎり
おにぎりを握った。
温かくて柔らかくておいしい、僕の中で絶対の地位を確立するシンプルイズベスト食品だ。
時計は夜の九時を回っている。僕は3合分の米をひたっすら握っている。梅干を詰めたり、鮭は面倒だからチーズなんかもチョイスして明日のために、握る。出来上がったものはラップで包んで保存してと、これで持ち運びもできるようになる。朝ごはんを作る時間がないときも安心だし、お昼を食べにどこかへいく必要もない。白くて丸いうまい奴っ、本当、その存在に感謝したい。
 大量の丸い玉を皿に乗せて置く。これでいついかなる状況でも、ぱって握ってポケットなんかに入れていつでも食せる。心に安心が満ちてゆく。今、とっても幸せな気分だ。お腹をすかせる心配がないということがこんなにすばらしいことだったなんて。思わず、感激に打ちひしがれて、ベットにうずくまってしまう。ああ、柔らかい暖かい布団だ。このまま幸せなまま眠りたい。
 僕は電気を消す。暗いけどおにぎりを握ってあるから怖くない。
 まぶたを閉じる。ときどき想像してしまう悲しい出来事もでてこない。
 ああ、天にも上る幸せ。
 と、ふいに、お腹が鳴った。僕はおにぎりを握った労力で、疲れてしまったってことに気づいた。
 さっき握ったばかりのおにぎりを手にとって食べた。梅のすっぱい味が頬に解けてゆく。僕の中の飢えが引いてゆく。
 なんだか、安心が1減ったみたいで、僕は急に複雑な気分になった。
 その日はいつもどおり、少しだけ怖い考えと普通の変なことを考えて眠った。
 夢にはいつもよりたくさんのおにぎりが出現していた。

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